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2009年6月22日 (月)

桜桃忌

太宰治生誕100年と言う事もあり、最近太宰治の著書などが若年層の間でブームになっているらしい。

私もよく読んだっけ、斜陽。人間失格。

介護の仕事とはどんな事をするのかすら知らぬまま、ある病院のデイケアで働き始めてからあっという間に時間が過ぎて、保護犬の世話どころではなかった。

身体の自由をなくし、静かに人生の晩年をすごす方々と触れる毎日で、単純だけど、人は死ぬために生きているのだと初めて気がついたような気がする。豊かに死ぬために、いかに豊かに生きるのか。

生まれてからこれまで、できるようになった色んな事は、いつか今度は一つずつできなくなって、人は確実に死へとむかっていく事、知っていたけど理解していなかったのかも知れない。だから漠然と未来を心配したり、不安に思ったり、できない事を憂いたりしてたんだ。

太宰治はその短い人生の中で、4回の自殺未遂の末、妻子を残し、他人と入水自殺した人だけど、もしかしたら生きることに底知れない不安や虚無感を抱き、飲み込まれていたのかもしれないなあ~。

私の人生は今のところ、かなり豊か。

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